ガイド日誌 -Recent Highlights
July, 2018
今年の北海道は6月末から7月にかけて雨続き。
どこの川も濁って釣りなどできるはず無い… かというとそうでもなかったり。
ここはセーフ。ニセコ界隈でも飛び抜けて雨に強い”魔法の森” 😛
気配を悟られないように立木に身を隠しながら「そ〜っと」のぞいてみると… 小〜中型の魚影が群れをなして泳いでる。
はやる気持ちを押さえつけて慎重にスカウト&ストーキング。 基本が大事。
どこの川もみんなまっ茶色でほとんどの人が釣りを諦めているってのに… こういう時に当たったゲストさんは幸せ者✨
「その立ち位置からフルライン30ヤード伸ばしたあたりだよー… デッカい🐟のいるよー… ドスン❗️ってくるよー…くるよー… ほれほれ😛」 …ってガイドに煽られて
心臓バクバク中の図
煽ってゴメンなさい🙇♀️
この日はロシア🇷🇺からのゲストと一緒に竿を振る。
本流増水のため予定していた川下りを変更して山奥の川へ虹鱒を求めて…
母国ではタイメンの釣りを楽しむという彼ら。
北海道にも似たような”イトウ”という名の魚がいるのだと説明する。
「 おう! じゃ次はイトウよろしくな! 」
この日用意してきたビールはあっという間に無くなってしまった。 ロシア人は本当にお酒好き多し🍻。
6月終わり頃から全国的に雨続き。 しかしながら雨が降り出してからというものここの魚達の活性は異常なほど高く、ダウンクロスからスイング後のリトリーブで何度もフライにアタックしてくる魚も多い。
均整のとれたニジマスは雨で深くなった流心に今はもう絶版となってしまったTMC760SP 6番フックに巻いたビーズヘッドへアズイヤーをダウンで流した結果。 これの直前に痛恨のラインブレイクがあった… 平均的に30〜50cm大の魚が釣れるポイント、しかし明らかにそのレベルの感触じゃなかったって本人談。 8番ロッド満月だったしね。 ティペットは3X。 今度ここくる時は1Xにしときます。
ダウンストリームニンフの釣りはダイレクトに手に伝わるストライク感が気持ちよい。2Xヘビーの太軸シャンクにリマリック・ベンドを持ったTMC760シリーズは北海道のウェット・ニンフにこれ以上ないってくらいよくマッチしてた良いフックだったと思う。 たくさんの川の大鱒やサーモンとこのフックで繋がってきたケド… 再販に期待。
大場所。
流れの当たる急深の岩盤直下に横たわる流木下にウェットフライを潜り込ませて探った結果。 この日の最大魚を無事ランディング。 更に大きく育ちそうな顔付の雄だけど、ヒット後ジャンプもなくグイグイと底に向かう感触はアメマスかとも思ったとか。
フライはブラス・コーンヘッドチューブ・ゾンカー+アーティキュレート・スイミングフック
最近お気に入りのストライク・インジケーター。
高い浮力・後付け可能・取り外し自由でリグに残置物なし・丈夫で壊れない・キャストしてるうちにズレて来ない、といい事づくし。
1/8ozのブラスビーズとウェイトをたっぷり巻き込んだ”北海道仕様のデカ重ニンフ”でもしっかりと背負ってくれる。流水のヘビーウェイテッド・ニンフィングに新たな戦術観をもたらしてくれそうなスグレモノ。
札幌市内のフライショップ THAMES さんで売ってます。
6月下旬から7月前半の釣りは完全に雨の川レインボー一色になった。
ウェーダーとカッパが全く乾かないのが最近の悩み。
数ある釣具の中でいちばん釣果に貢献する投資先はなんですか? という問いかけに対して「 カッパです。反対に一番お金をかけなくても良いのは竿でその次はリール 」 と言ってた某バスプロがいたけど、自分も全く同意見デス。
良い雨具は悪天釣行の煩わしさを解消してくれる。 フットワークが軽くなれば自ずと結果もついてくるというもの。
雨の中のこんなちょっと特別なニジマス釣りに夢中になってみたい人はプライベート・ガイドでお問い合わせを。
その際には良いカッパを用意してくださいねw☔️🐸